作者の性別

 加納朋子の『てるてるあした』と『ささらさや』を合体させた深夜ドラマ『てるてるあした』をタモリ倶楽部までのつなぎとしてみている(東京の金曜日は11時から『てるてるあした』そしてタモリ倶楽部という流れ)
 加納朋子といえば、僕が拒否反応を示した作家。
 もう、なんというかすごく文章といい話といい、少女マンガのようにできすぎた感があってどうも駄目。
 うろ覚えだけど『ななつのこ』『魔法飛行』は文通相手の憧れの男性に事件のあらましを伝えてそれを解決するという流れで、主人公の女はタキシード仮面にキラキラ目を輝かせるセーラームーンみたいで、どうも入り込めない。そういえば『ささらさや』も幽霊になった旦那が、ことあるごとに薔薇を投げてピンチを助けるストーキング仮面です。
 どうもこういう『いざとなれば白馬の王子様が助けにくる』という設定が加納朋子の根底には流れているようで……きついわぁ、タモリ倶楽部まで1時間こういうの見るの。
 『てるてるあした』つまんない……
 主役がもう少し可愛かったらなぁ〜〜